アメリカのGDP4-6月期-40%!?回復するまでの間違えやすい数字の話
こんにちは。
白豚です。
新型コロナウィルス感染症が若干落ち着きを見せているように感じます。
私はどちらかというと社会活動の再開により再度感染症の増加が来ると思っています。
有効なワクチンや特効薬が無ければ、社会のなかの6割近くが感染し抗体を持つまで終息はしないと考えています。
そのため現在は資金投入を我慢し現金比率の向上に努めています。
もちろん、そうなることなく、突然ウィルスが消えたり、夏場の気温や紫外線のおかげでウィルスが死んで行ったりして平穏を取り戻すことを期待しています。
しかし、理屈で考えるとなかなか難しいのではないのかと思っています。
そんな中、日本だけでなく世界の経済指標でかなり驚くべき数字が発表されています。
アメリカでは失業率が25%に上るのではないかと予想されたり、4-6月期のGDPが-40%ほどになるのではないかと言われています。
アメリカ4-6月期GDP予想40%減とな。。。
— モッピー!! (@2lQJMvuaYrsrM4k) May 3, 2020
これ2番底の暴落来るっしょ〜 pic.twitter.com/PUVkGBffbL
ロックダウンをして経済活動を止めていたという事実に対して-40%という数字が多いのか少ないのかは私にはわかりませんが、どんな数字が出てきてもそういうものなのかと受け止めるしかありません。
そんなGDPがいつ回復するのかということを考えたり、株価がどのくらい下がってその後どのくらい上がるのかということを考えるときに間違えやすい数字の話をしていこうと思います。
本当に簡単な話なので多くの人は、それはそうだ。というかもしれませんが、中には間違えて考えてしまう人もいる数字の問題なのでぜひ読んでみてください。
数字はうそをつかないが、うそつきは数字を使うので、数字のリテラシーを高めておくことは大事ですね。
さて、アメリカの4-6月期のGDP予想はー40%というものもありましたが、ここでは話を単純化するために-50%ということにして考えましょう。
また、GDPもわかりやすくするために4月のGDPを100とすることにします。
さて、問題です。
4月のはじめに100だったGDPは4月中に50%下がり、そのあと5月中に50%上がりました。
さて、4月に100だったGDPは6月の初めにはいくつになっているでしょうか?
簡単ですね!
100!
残念でした。
不正解です。
この問題を間違えた人は今後より慎重に経済指標をみるようにしてください。
正解は75です。
100から50%下がると50になります。
その50から50%上がると、50の50%は25なので、結果は75になるのです。
みなさん正解できましたか?
GDPが4月の100から50%下がり、5月に50になっていれば、もう一度100に戻すためには100%の成長が必要になるのです。
100%越えの成長が来ることを期待したいところですが、%や割合が入っているデータや経済指標は勘違いしやすいものなので皆さん注意してみてください。