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良い授業をするために必要なこと 大学教員は授業がへたなのか?

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みなさんこんにちは。白豚です。

 

私は30代の大学教員として地方大学で働いています。

 

今日は良い授業を行うために必要なことについて考えます。

 

大学の教員は授業がうまいのでしょうか?授業が下手な先生も多くいます

 

 

大学教員の授業がへたな理由

 

大学の教員の仕事を大きく分けると研究・授業・大学運営業務の3つに分けられます。

 

大学教員の仕事の中で、研究・授業・大学運営業務のどこにウエイトがおかれるのかということについては、大学の方針やそれぞれの先生の役割によって変わってきます。

 

私の場合には授業と大学運営業務の一つである就職につながる実務指導にウエイトが置かれています。

 

現在、授業については新型コロナウィルス感染症の影響でオンライン授業が行われていて、科目によっては、ほかの先生の授業を見ることができます。

 

わたしは自分の授業のレベルアップにつなげるために、ほかの先生の授業もできるだけ見るようにしています。

 

ほかの先生の授業を見ていると当然、わかりやすく、ためになる授業を展開している先生が多いのですが中には、非常にわかりづらい授業もあり、授業が下手と言わざるをえないものもあります。

 

本当にこれでうちの学生が理解できるのか?いやおそらく難しいだろうと思う先生もいます。

 

そういう授業をする先生は多くが、先にあげた3つの仕事のなかで研究にウエイトを置かれている教員です。

 

大学の中で、レベルの高い研究をして発表していくことで大学への貢献を求められてる研究色の強い先生です。

 

わたしが勤務する大学にも、その分野では名の売れた業績がすごい先生も複数います。

 

そのような人は当然、所属する学会などで要職にもついていて、世の中に影響を与えています。

 

世の中をよくするインパクトを与えているなぁと感じる人もいて、研究の道を極めていくことは、とても重要な仕事だと感じます。

 

しかし、研究の能力、レベルが高い先生であれば授業がうまいというわけではないのです。

 

人によっては、学生にとってわかりやすい身近なたとえ話などが全くなく、実感と面白みに欠ける授業になっていて、授業が下手と感じます。

 

 

人にものを教える仕事をするには何を知っておかなければならないのか?

素材(科目)に関する知識

人にものを教えるときにまず必要なことは素材(科目)に関する知識です。

 

素材というと少しわかりづらいかもしれませんが、例えば、数学を教える先生なら数学の知識、簿記を教える先生なら簿記の知識、体育を教えるならば体育の知識というものです。

 

人に教えるときには、それぞれの素材(科目)に関する知識というものは当然必要になります。

 

簿記を例にすると、仕訳をするときに、それぞれの勘定科目の名前と、借方、貸方どちらに記入するかというような基本的な知識は必須です。

 

こういった知識が乏しいと教えられる範囲が狭くなりますし、レベルの高い質問が来た時などには答えに詰まって、良い授業を展開することが難しくなっていきます。

 

要するにそれぞれの科目の理論・セオリーというものを豊富に知っておく必要があるということです。

 

教授方法に関する知識

人にものを教えるときにまず必要なことのもう一つは、教授方法です。

 

教授方法というのは教え方ということです。

 

いくら素材に関する知識があっても、教え方が下手であればよい授業展開を行うことができません。

 

何から話していくのか?

 

資料は何をつかうのか?

 

学生に作業はさせるのか?

 

しゃべるスピードは適切か?

 

重要なところを重要であると伝えるための工夫はなにか?

 

ほかにもさまざまあるとは思うのですが、このような教授方法の知識、つまり教え方を知っている必要があります。

 

 

対象者に関する知識

 いま、自分のまえで授業を受けていう子がどういう子なのか?

 

これを知っておく必要があります。

 

その学生の現在持っている知識レベルや、授業の中でどこに興味が強いのかということを知っておく必要があります。

 

大学生の1年生を対象とするのと、ある程度学んできた3・4年生を対象とするのでは授業の中身を変える必要があるのは当然のことです。

 

また、何か例を使って説明していくにしても、今の時代に、巨人の星を例に挙げてもがくせいはわからないでしょう。

 

鬼滅の刃あたりで例をあげると学生にとって身近なこととしてとらえやすいかもしれません。

 

 

まとめ

 

大学の教員に授業をするのが下手な教員がいる理由と、人に教えるときに必要なことにつて説明しました。

 

えらそうなことを書いてきましたが、私もまだまだな部分がたくさんです。

 

授業ごとに、うまくいったと思うことと、うまくいかなかったということがあります。

 

同じ内容や方法を使って授業をしても、教えるクラスや、年によって手応えは違います。。

 

基本的には学生の反応から授業改善を試みるのですがオンライン授業では学生の反応が非常にわかりづらいのが難しい点です。

 

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